刑法犯の認知件数の傾向

投稿者: tohyama | Category: 時事問題 | コメントをどうぞ

平成25年版 犯罪白書によれば、刑法犯の認知件数は、平成8年から毎年戦後最多を記録し、14年には369万3,928件にまで達していましたが、15年から減少に転じて、24年は201万5,347件(前年比12万4,373件(5.8%)減)まで減少しています。その主要因としては、窃盗の認知件数が15年から毎年減少していることが挙げられています。

 

平成24年の認知件数の罪名別構成比では、窃盗が51.6%と最も高く、次いで自動車運転過失致死傷等(31.4%)、器物損壊、横領、詐欺の順となっています。

 

窃盗、横領、詐欺については金銭目的の犯罪であり、被害者は財産の損害を被っています。

その被害回復には金銭的弁償が必要ですが、加害者に資力がなければ被害者は泣き寝入りになってしまいます。

こうした犯罪被害においては、損害保険の加入をしているケースは多くはないでしょうから、被害者への補償は難しい問題といえます。

せめて加害者に逃げ得を許さないように、誠実な弁償を強制する手立てが欲しいところです。

 

自動車運転過失致死傷等については、モータリゼーションが進んだ現代において直面する問題ですが、保険加入の義務化などの法的措置もあり、被害者への金銭補償は一定の水準には達しています。

 

犯罪の抑止と被害者への補償は永遠のテーマともいえそうですが、認知件数を減らす施策を推進しつつ、被害者補償の方法を探りたいものです。

 

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